ボドゲ記録 デモンワーカー
ゲーム概要
プレイヤーはサタンやアソモデウス、ベルゼブブといった伝説の魔王となり、ゴブリンやデュラハン、ケルベロスなどの手下の悪魔を使役しながら経済発展をしていくゲームです。
ボドゲ用語でいうところのワーカープレイスメントゲームと呼ばれるものです。
プレイヤーは手元の悪魔を使って以下のような行動を行います。
・生贄や武具、飯といった資源を獲得する
・資源を使って新たな悪魔(ワーカー)を召喚する
・資源を使って勝利点を得る
これを各プレイヤーが行いながら、最終的に勝利点EP(Evil Point)を獲得できたプレイヤーの勝利。
限られた資源をどのように運用していくのかというセンスと知恵が問われるゲームです。
プレイ記録
男性3名+女性1名(うちライトプレイヤー2名)でプレイ。
それぞれの資源の使い道やゲームの概要を掴むためインストとして3ラウンド(本来は5ラウンド)でプレイ。
30分程度時間はかかりましたが、各プレイヤーが大体のルールを把握できたようです。
その後、本来のルールでプレイ。
「うわ〜悪魔派遣したいけど資源がない!どうしよう〜」
「そこ次置こうと思ってたのに〜!」
(他の悪魔がいるところに追加で悪魔を派遣すると追加コストがかかる)
「くず底で飯を漁るわ〜苦笑」
(うまく悪魔を活用できなかった場合、くず底という最低の置き場に置くことになる)
といった感じで、ワイワイ盛り上がりました。
結果、ボードゲーム経験がないメンバーがいたにもかかわらず、接戦となり女性プレイヤーが優勝しました。
個人的評価
★★★★☆
悪魔といってもかわいいキャラクターたちを使いながらワイワイ盛り上がれるゲームです。
ルールも一見難しそうですが、比較的シンプルなのでとっつきやすいです。
また使役する悪魔たちは全員でドラフトしながら選択していくドラフト制度となっていたり
プレイ順もトークンを使って厳密に管理されていたり、運要素が少なめなのも個人的には◎です。
手詰まりになることも少なく、ポイントも基本的にはにはゲーム終了時に計算するため、
カタンのようにゲーム中盤から敗色濃厚でつまらなくなるといったことが起こりにくいことも◎です。
戦略性を求めるプレイヤーが中心であれば確実に盛り上がるでしょう。
プレイごとにゲームがわかってくるため「もっかいやろう!」となりがちですし、再プレイ性も良好です。
難点としては次のようなものがあげられます。
・プレイ人数が3〜4人と超限定的
バランスが重要なシステム上、仕方ないかと思うのですがね。
・時間がかかる
まず1回プレイしてやっとスタート地点に立てるようなシステムなので、インストに時間がかかります。
また手元の資源を計算しながらプレイしていかなければならないため慣れないうちは1人ひとりのプレイ時間が長くなりがちで待ち時間が発生していました。
更に何度も繰り返し遊ぶことで楽しみが増していくゲームなので、出来れば3時間(3ゲーム分)くらいの時間が取れることが望ましいでしょう。
・コンポーネントがチープ
各カードや、トークンが比較的チープのため繰り返しのプレイに弱そうです。
通常のプレイであれば気にならないかとは思いますが、水に濡れたら一発アウトかも。
総じてかわいいキャラクターで本格的ボードゲームのテイストを味わうことができる良ゲーです。
大学の研究室などでプレイするには最適なゲームではないでしょうか。